先日人生で3回目の宅建試験を受けてきました。
結果は35点と前年と同じ点数となりましたが、合格ラインのボーダー上という状態です。
こんな私ですが、宅建試験の独学勉強をどのようなスケジュールでこなしてきたかをお伝えします。
宅建試験は1年で1回しかありません。
継続して勉強をし続ける工夫が必要です。
まずは漫画で
令和2年の試験で不合格が決まってすぐに宅建の漫画を購入
私が令和2年の受験をしたのは12月です。
すぐに帰って採点をすると35点でした。
ネットで調べるとどうやら合格は36点なので不合格が確定です。
そこで来年の受験が決まります。
12月から来年の10月までなので1年後ではありません。
でも試験が終わってすぐに来年の試験に向けて頑張る気にはなりません。
一回目の試験が不合格になってから二回目の時は夏まで何もしなくて、7月の申し込みが終わってから勉強を再開しました。
それだけブランクがあると勉強してた内容はほとんど忘れた状態になったので1からのスタートとなって基本から勉強する羽目になりました。
今回は気持ちを切らさないようにするため、そしてゆるく宅建の知識を忘れないためにまずは
「宅建漫画を買おう」と決めました。
調べると数社から宅建受験用の漫画があり、
その中でも勉強の部分と漫画の部分のバランスがいいのを立ち読みをして数冊選んで買って帰りました。
自分が選んだ宅建の漫画はこちらです
他にもたくさん漫画で学ぶタイプの宅建士本は売られていますが、自分が本屋で確認して漫画とテキストのバランスが良く、自分の好きな絵のテイストだったのでこの2冊を選びました。
ただしマンガで学ぶ宅建士本はあくまでも全体像を掴む程度の入門編なので、マンガだけで宅建試験に合格はできません!
自分はテキストだけではイメージできない部分をマンガの絵でイメージしやすくなることを期待して買いまいしたが、正直そこまで勉強の成果があったとは言えません。
初学者がまず全体像を掴んでテキストを読みやすくする第一歩として利用するのはおすすめです。
宅建のテキストを買って試験を受けようかどうしようか迷う気持ちを断ち切る
宅建士の漫画の後に買ったのはもちろん2021年度版のテキストです。
前回はTACのお堅いのを選びましたが、今回は少し緩めのTACのを選びました。
一緒に分野別の問題集も買いました
テキストを買うまでは
「今年は宅建受けるのやめようかな〜。どうしよかな〜」
という中途半端な気持ちになります。
しかしテキストを買うともう後戻りはできません。
テキストも安くはないので買ったからには受けないわけにはいきません。
テキストを買う=受験する決意をしたってことです
民法がわかったで権利関係を広範囲で理解する
試験の申し込みまでまだまだ時間はあります。
棚田行政書士の先生が
まだまだ時間がある間に民法(権利関係)を強化しましょう!
と言うので宅建のテキストとは違う、
「民法がわかった」をポチりました
こちらの書籍は分かりにくい民法をわかりやすく解説してくれてるので民法初心者向けです。
それでも全部読むのにかなり時間がかかりましたが、噛み砕いた表現で民法アレルギーの自分でも最後まで読むことができました。
これを読めば民法を完璧にマスターできる!と言うわけではありませんが、民法ってどんなの?って言うのが全て網羅されているので、宅建のテキストにはあまり載っていない内容も勉強できます。
不動産関係の仕事をしていないのでなるべく触れる
昔は建設会社の営業をしていましたが、
今の本業は不動産関係とは全く関係ない仕事をしているので、不動産に携わっている方が普段どんなお仕事をされているのかあまりよく分かりません。
なんとなくの雰囲気はわかりますが、細かい所まではわかりません。
そこで不動産屋の日常がわかる映画や漫画はないか調べました。
ちょうどいいのがありました
「正直不動産」です
内容は
営業に必要なこと以外、客に見せも教えもしないーー そんな不動産業界に前代未聞の爆弾が、いま炸裂する!! 登坂不動産のエース営業マン・永瀬財地は、嘘を厭わぬ口八丁で売り上げNO.1を叩き出す凄腕だった。 だが、とある地鎮祭で石碑を壊して以来、嘘が上手くつけなくなってしまった…!! 千三つと言われる海千山千の不動産業界で、かつての成績が一気に低下する中、永瀬は嘘が上手くつけない正直営業で苦戦するが…!? 不動産屋の裏側を全部ぶっちゃけちゃうニュー・ヒーロー、誕生。
不動産業界は闇の部分が多いのでこの漫画を読むといかにあくどい商売をしているかがよくわかります。
宅建を受ける上で自分が重説や契約書をまく際など実際にどんな雰囲気でやるのか勉強になります。
まあ宅建に合格しても転職するわけではありませんが、流れがわかっている方がテキストで勉強していてもイメージがつきます。
仕事中にも耳で宅建のお勉強
仕事中の運転している時間や昼休憩、移動中や子供の習い事を待っている時間など、空いている時間は耳にairpodsを突っ込んでひたすら耳学です
宅建勉強でよく聞くYoutuberは
棚田行政書士の不動産大学
宅建みやざき塾
宅建吉野塾
水野先生
これらの先生方のYoutube動画は全て見ましたし、数回見た動画もあります。
テキストでは理解できない内容も人が話して解説してくれるとよく理解できます。
宅建は記憶しようと思うと大変ですが、どうしてそうなるのか理解すれば記憶する必要がなくなるので解説動画を見るのは大事です。
テキストをもう一度確認して分野別問題集をやる
7月の試験の申込みが終わると本格的に試験勉強スタートです。
テキストは一通り読み終り分野別問題集も一周やりました。
2周目からは間違えた問題を復習して全問○にしていきます。
この問題集は分野別になっているので棚田行政書士のおすすめの大量記憶法の勉強をやるときに重宝します。
最近あの分野全然やってないな!と思ったときにパラパラめくって数問解くということができます。
試験までに結局2周しかできませんでしたが、弱いところをサクッと解けるのでおすすめです。
宅建道場で過去問を解きまくる
結局一番利用したのがこちらの宅建試験ドットコムの宅建道場です。
これを利用すればもう過去問題集を買わなくてよくなります。
iPhoneのアプリでもありますが、自分はiPadで宅建試験ドットコムを開いて右側にメモアプリを開いておいてメモりながら解くというのをひたすらやりました。
宅建の問題を解くときは図で書かないと解けない問題が多いのでiPadとApple Pencilと宅建道場の相性は抜群でした。
宅建道場では過去問を1年毎に解いていけるので平成12年から順番にやっていきました。
去年はランダム出題でひたすら解き続けるというのをやりましたが、それだと解かない問題も出てくるので、今回はすべての問題に目を通しました。
どの年度も5から10問前後間違えます。
去年自分が受けた令和2年12月の試験問題を結局3問間違えました。
自分が受けて解説動画も見て復習もしたのにこの結果です。自分にびっくりします
すべて解いてから次は間違えた問題だけ解いていき、正解すれば丸で囲み、不正解はそのまま印をつけずにおいておきます。
それを繰り返し、試験日までにすべて丸をつけることができました。
移動中は一問一答
宅建道場には4問から選ぶタイプと一問一答で答えるやりかたもできます。
仕事中のちょっとした合間に宅建の問題を解くとなるとこちらの一問一答の方が瞬時に解けるのでやりやすかったです。
信号待ちでiPadをちらっと見て問題に答えるということができるのでめちゃくちゃ便利です。
試験の1ヶ月前くらいから徐々に直前予想模試をやる
宅建道場で過去問をひたすら解いたので過去問はある程度問題と答えを覚えてしまいます。
そうなるともう高得点が出まくるので過去問を選んで作った模試だと高得点がでてしまいます。
それだと意味がないので、試験の直前は市販の直前予想模試を買って本番さながらリハーサルも兼ねて時間を計りながら模試を解きました。
はじめにこちらのTACの模試を買いまいしたが、もっと解きたかったのでLECの模試も追加で買って解きました。
市販の予想模試のいいところは初見の問題を解けるところです。
過去問を組み合わせたわけではないので解くのに時間もかかります。
またiPadではなく紙媒体でマークシートもついてるので本番のように下線を引いたり印をつけたりしながら問題を解いていくことができます。
初見の問題を時間を計りながら問題を解く順番も考えながら解くことで本番の緊張感でやることができます。
最後に宅建みやざき塾と吉野塾の模試のお世話になる
市販の模試ではいい点が出なかったので仕上げに宅建みやざき塾の模試と吉野塾の500円のNavyを買って解いてから本番に望みました。
試験前日に遅くまで勉強しない方がいいと言われたので前日はテキストをすべてチェックしなおしてから寝ました。
試験当日
過去問の間違えた問題を数問解いてテキストを眺めて早めに現地に向かいました。
試験開始ギリギリまで統計のデータを見て覚えて、試験開始と同時に統計スタート。
48.49.50→業法→法令→税・その他→権利関係 この順番で解きました。
結果35点・・・
ボーダーライン上です。
感想
今回は前年の自分よりレベルアップしている実感があったので40点くらいいってるんじゃないかと思いましたが、結果は35点。
本番の緊張で普段なら解ける問題も数問落としていました。
あと去年に過去最高の合格点38点がでたので、今年は問題を少し難化したのだと思います。
次の記事で自分が考える宅建攻略法の記事を書きますのでお楽しみに
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